硬券

硬券(こうけん)は硬い厚紙で作られた乗車券のことで、鉄道などの乗車券として古くから用いられた。

あらかじめ発駅と着駅とが印刷された券を準備し(そのため非常にたくさんの種類の券を準備する必要があった)、着駅ごとに1枚ずつ順番に番号をふり、番号順に発券した。日付は駅の出札口に置かれた印字機を通して打ち込まれた。残っている券の一番若い番号を調べ、前日の番号と対比することで発券枚数を把握した。

1836年、イギリスのニューカッスル・アンド・カーライル鉄道のミルトン駅駅長であったトーマス・エドモンソン(en:Thomas Edmondson)が上記の発売方式とともに考案した。当時としては合理的な方式であり、1840年代からイギリスを始めヨーロッパに普及していった。

ロール紙に印字する自動券売機の普及により廃れたが、その後も記念乗車券・入場券などにおいてまれに用いられ、鉄道ファンに珍重されている。